10月15日(日)6時~8時 「早朝の奈良公園たんけん!」
スタッフ:岩田、しんちゃん、金井さん、奥田さん、りえ、とくぞう
参加者:山本広奈、のりこ、父
*写真はちょっとまってね!
朝の奈良の音風景は昼間とどんな風に違うかを感じてもらうために6時に南大門集合にしました。 明るくはなっていましたが、まだ微かに地面に霧が立ち込め、いつもになく色んな方角から何回も鹿の鳴き声が響きます。
さぁ、飛び火の奥をめざして進んでいく。途中、鹿が大きな声でなく、木をぺろぺろなめたり、角を木にこすりつけたりという動きが間近で見れました。「鹿の動きが昼間とは全然違う」としんちゃん。飛び火のに入ってまっすぐ進むと、座れるサイズの木の株や本当に小さな川、木陰が現れたので、そこで耳をすます時間を2分半。ひろなちゃんは虫の音、鹿の鳴き声、なんか高い鳥の声、人の足音といくつか見つけました。ともよさんは鳥の中でも3種類ぐらい鳴き声があったと発見。のりこちゃんの聴力は「鹿が歩く音」まで広がっていました。アリの巣を発見。アリの行動クイズをしたり、できたてほやほや、チョコボールのようにつやぴかの鹿の糞をみつけたり。
そして、「あっ!日が昇ってきた!」とこどもたち。「あたたかい!」「影ができている!」のしんちゃんの一声で日の当たる方へと駆け出す。カゲオクリをしよう!と始めた広奈ちゃん。スタッフもみーんな一列にならんで「いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお、・・・・・・」10まで数えて空を見上げると、ぼわ~~~~と自分の白い形が!その後、広奈ちゃんがカゲフミをやりたいと言ったので、やろうやろうと!太陽が出てきたばかりなので、長い影をふもうとみんな限りない芝生をかけめぐり、はぁはぁぜぇぜぇ
鬼も一巡し、疲れたところで、もっと奥へ進むことに。そこに現れたのは、落雷が落ちて真中がくりぬかれも尚生きている巨木。自分が通れる穴をするりと通る広奈ちゃんとのりこちゃん。上を見上げると、穴から青い空が見えました。そして、小川を渡ると、きらきら光る芝生が見えてきました!
ここは木々に囲まれた小空間。ダンダンと畝りがあるのは、戦時中、ここは芋畑だったからだそうです。
右手におりていくと、先のほんの小さな川の続きです。「川の向こうへお父さんと探検に行ったことがある!」と。どんどんいきたいところですが、時間がもう7時40分だったので、
ここで最後のワーク「音の俳句づくり」です。最初に、「サトウキビ 風にゆられて そよそよと」と大東島の小学生の俳句で、私が「じんじんと 5じにでた手が いたいです」をよみます。オノマトペをもりこんで、作ってみると音やその雰囲気がより伝わってきます。みんな好きな場所にちらばって俳句作りスタート!ひろなちゃんとのりこちゃんは先の小川へ向かいます。私は着いていきました。初めて作る俳句。5,7,5のリズムの説明とオノマトペをいれるポイントを示しただけではわからなかったようで、くっついてヘルプします。のりこちゃんには、今日は何の音がよかった?ときくと、「鈴虫の音!」「そうかーじゃ鈴虫 なんてきこえた?」「リンリンリンと」よっし。これが7文字や。5と5を入れれば完成や、とパズルのように作るおもしろさを伝えます。
広奈ちゃんはそれを理解したようで「かわのおと ジャボジョボと きこえるよ」を作りました。発表ではお父さん、スタッフもみんな詠んで、大人のしぶいセンスがきらりと光ったり、こどものオノマトペにははっとさせられました。
「かわのおと ジャボジョボと きこえるよ」ひろな
「すずむしが リンリンリンと ないている」のりこ
「いりぐちでぐちの木」のりこ
「おひさまに 照らされくさつゆ きらきらと」とくぞう
「ニョキニョキと しろい巨人が あらわれた」ともよ
「かげふみで うんどうぶそく ゼーゼーと」りえ
広奈ちゃんとのりこちゃんは帰り道も、創作意欲がどんどんわいてきて、いくつも作り出します。
南大門へ着いて、最後に一句よんで かいさ~ん。